NTT固定電話 通話量が全国一律料金へ 遠方でも3分9.35円

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NTTの固定電話も通話料金を全国一律制度へ。

NTTの固定電話といえば、同じ局番内の電話ならば、通話料金は安いものの、局番外や遠方に電話をかけると、通話料金がとても高くなるということがありました。

例えば関西から東京に電話をするとなると、通話料金がとても高くなるので、よほどの用事がなければかけることはありませんでした。

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NTTの固定電話も通話料金を全国一律制度へ。

そのような不便があったためか、最近はIP電話に切り替えるということも少なくなかったと思います。

IP電話ならば、全国どこに電話をかけても通話料金は一律ですし、海外にかけても、通話料金がさほど高くなるということもありませんでした。

なので遠方に電話をすることが多い場合は、IP電話に切り替えるという方が多かったことでしょう。

 

ところで遠方にかけると通話料金が高くなるというデメリットのあるNTTの固定電話ですが、唯一大きなメリットがありました。

それは災害時でも使えるというメリットです。

 

実のところIP電話はインターネットによる電話なので、災害時に停電などが生じると、たちまち使えなくなってしまいます。

それとは対照的にNTTの固定電話は停電が生じても使えるというメリットがありました。

なので固定電話からIP電話への切り替えをためらう人もいたかもしれません。

 

しかし2024年にNTTの固定電話が全国一律料金(国内どこにかけても3分9.35円)になることには、順次IP網へ移行することによって実現するようです。

ということは停電時でも使えるということでしょうか?筆者にはわかりません。

 

ただそれに伴い、これまで固定電話の利用者のために用意されてきた、様々な割引サービスは廃止になるようです。

例えば県内の通話料が一律になる「イチリッツ」や市外通話が安くなる「スーパーケンタくん」といったサービスです。

さらにマイラインも廃止になります。

しかしそれでも、利用者の通話料負担は軽減されるようです。

 

さらにNTT以外の企業で提供されてきたIP電話サービスも存在意義が薄れることになり、今後どのように存在意義を高めるためのサービスを打ち出すかは注目したいところです。

 

それにしても今の時代、固定電話から携帯電話へのシフトが続いていますが、携帯電話にはないメリットが固定電話にはあり、通話料金が全体的に安くなるのは利用者にとってはありがたいことです。

固定電話の通話料割引廃止 NTT、料金一律化で – 産経ニュース (sankei.com)

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