衝撃 朝日新聞が再値上げ しかも500円も値上げ

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2019年1月に読売新聞が月額購読料を4400円に値上げしました。

この時は、朝日新聞や他社も追随値上げせず、月額購読料を4037円に据え置きました。

購読料を値上げした読売新聞 しかし他紙は追随値上げせず なぜ?

ということで、朝日新聞は庶民派、リフレ派新聞といったイメージをもたれたかもしれません。

購読者にすれば、値上げほどありがたくないことはないからです。

しかし残念なことに2021年中旬に朝日新聞が値上げを決定し、産経新聞や毎日新聞も相次いで値上げしました。

それでこの値上げを最後に、しばらくは値上げしないだろうと筆者は考えていました。

すると突然にショッキングなニュースが入ってきました。

あの庶民派、リフレ派と思われた朝日新聞が値上げするというのです。

朝日新聞社は5月1日、本紙の月ぎめ購読料を、朝夕刊セット版で4400円から4900円に、統合版は3500円から4000円(いずれも消費税込み)に、それぞれ改定いたします。・・

新聞用紙など原材料が高騰し、読者のみなさまにお届けする経費も増加しています。コスト削減を続けていますが、報道の質を維持し、新聞を安定発行するため、ご負担をお願いせざるをえなくなりました。物価高が続く中で心苦しい限りですが、ご理解をお願いします。

また、愛知、岐阜、三重の3県では5月1日から、夕刊を休止します。東海3県では朝刊だけの購読を希望される方が増えており、夕刊のコラムなどを掲載した、新たな構成の朝刊(月ぎめ購読料4000円)をお届けします。

朝刊の1部売りは180円(現行160円)、夕刊70円(同60円)です。

本紙購読料改定のお知らせ | お知らせ | 朝日新聞社の会社案内 (asahi.com)

と朝日新聞社の社告にあるとおりです。

新聞販売店画像

それにしても、なぜ朝日新聞が先に手を挙げたのか・・

2019年に値上げした読売新聞ならば、わからないこともないけど、しかも500円も値上げ?

2019年からの値上げで印刷部数も各新聞社ともに20%前後減少したと言われていて、つまりは値上げ=購読者数のさらなる減少を招くことがわかっていての値上げです。

解せない値上げです。

幸い、読売新聞は今後1年間、少なくとも2024年春までは4400円で据え置くとのことです。

おそらくは産経新聞や毎日新聞も、様子見ですぐには値上げしないでしょう。

そして今回の朝日新聞の値上げで、朝日新聞の購読者離れが急速に進むことが観察されれば、当分は値上げしないか、小幅な値上げにとどまるのではないかとも思われます。

それにしても今回の朝日新聞の値上げで、最も衝撃を受けているのは朝日新聞の販売店です。

今後しばらくは顧客対応に追われることになるでしょう。

契約解約を求める顧客も一定数いることでしょう。

顧客の怒りを受け止めなければなりません。

気の毒なことです。

それにしてもこれまで日本の報道の定番といえばテレビや新聞でしたが、これらのメディアの傾きがだんだんとひどくなってきていのかもしれません。