コロナ渦にあって、この機会にテレワークが定着してしまった方も少なくないと思います。
とにかくテレワークだと楽だということで、今後もテレワークで仕事を行い続けることを希望する方も多いことでしょう。
ところでそのようなさなか、2020年の緊急事態宣言発令中は保育園は閉園になったり、どうしても預かってもらわないと困るというケースだけ、限定的に保育園で預かるというケースが多かったように思います。
そこで通常ならば、保育園に預けられる園児が、緊急事態宣言中はテレワーク中の親とともに過ごすことになるということが多かったかもしれません。
そして緊急事態宣言の発令が解除になり、保育園も園児が戻りつつあるようです。
そこでふと疑問に思うのはテレワークで働く人が増えれば、それだけ保育園が必要でなくなる親や幼児が増えるのではないかというてんです。
つまりは幼児は保育園に行かなくてもテレワーク中の親と過ごせばよいのではないかというのです。
では実際のところはどうなのでしょうか。
このてんで朝日新聞2020/4/26の「テレワーク、「おうち育児」に悲鳴 工夫できることは?」という記事には
「在宅勤務になって困ったこと」を自由回答であげてもらうと、・・家事育児の負担(15%)や家族関係の悪化(15%)。家事育児の負担については、全体の30%が「家事の総量が増えた」と感じており、14%は食事の回数の増加やそのための買い物の負担を特筆しています。
テレワーク、「おうち育児」に悲鳴 工夫できることは?:朝日新聞デジタル (asahi.com)
と書かれています。
このようにテレワークをしながらの育児で困ったことは、家事の総量が増えたということにあるようです。
しかも、夫婦共にテレワークをしている場合は、どうしても育児や家事の負担は妻が負うことになり、妻にストレスがかかってくるようです。
しかも日中は育児と家事に追われて、自宅での仕事は夜間に集中して行わざるをえないということもあるようです。
となると体調を崩してしまうことにもなりかねません。
やはりそう考えるとテレワークで幼児の面倒を見ながら仕事を行うことができる環境であっても、幼児を保育園に預かってもらえるというのは、ありがたいことのようです。
しかも多くの場合、保育園で提供される昼食は園児の健康促進のために栄養豊かな昼食が提供されます。
なので食育という面でも、保育園に預けることは有益な事柄といえます。
ところで保育園と対比されるものとして介護がありますが、介護の場合も、介護者の負担があまりにも大きいので、高齢の親をディサービスなどで、一時的に介護施設に預かってもらい負担を軽減させるということが少なくありません。
それと全く同じというわけではありませんが、親にとって子供は可愛くても育児には手はかかるものです。
なので仕事と育児の両立が大変で、一時的に子供を保育園に預かってもらえるということで大いに助かっている場合も少なくないことでしょう。
やはりテレワークが定着しても保育園の社会的な重要性が低下するわけではないようです。
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