ゆうちょ銀行と言えば、いまだに国営の金融機関というイメージがあります。
しかし今は、民営化されてしまい特殊な銀行となってしまいましたが、それでも預金残高は最大の銀行です。
ウィキペディアにも
同行は貯金残高約189兆円で、三菱UFJ銀行の預金残高約182兆円を上回り、2021年(令和3年)3月31日現在で国内最高の残高である[5]。
と書かれているとおり、預金残高は最大で、多くの方が、ゆうちょ銀行の口座を開設しています。
ところで、庶民のための金融機関とみなされていた、ゆうちょ銀行ですが、2022/1/17よりATM利用手数料を改定されました。
この改定ですが、はっきりと言うならば値上げです。
例えば主な改定を取り上げるならば
・ローソン銀行ATM、イーネットATMでのゆうちょ口座によるお預け入れ・払戻しについて、手数料が改定されます。
ローソン銀行ATM 110円→220円 時間外 220円→330円
イーネットATM 0円→220円 時間外 220円→330円
このように最低でも220円がかかることになり、これではコンビニのATMはもはや利用できません。
さらに、郵便局、ゆうちょ銀行以外に設置されている、ゆうちょATMの場合ですが
時間外の利用の場合、これまでは0円だったのが110円かかるようになります。
そして今回の改定で最も厄介になるのはATMでの硬貨の扱いです。
硬貨を伴う払い戻しの場合
一律110円がかかります。
さらに硬貨の預け入れの場合は
1~25枚 110円
26~50枚 220円
51~100枚 330円
となります。
これではもはや、ゆうちょ銀行の場合は、ATMでの硬貨の払い戻しや預け入れが、よほどのことがない限りはできなくなってしまいます。
(ゆうちょ銀行のATM利用手数料の改定についてのお知らせは以下のサイトをご覧ください)
一部商品・サービスの料金新設・改定について(12月27日よくあるご質問更新)-ゆうちょ銀行 (japanpost.jp)
まだ、ゆうちょ銀行以外の銀行は、硬貨の扱いにまでは手数料をかけていませんが、他行がこのてんで、ゆうちょ銀行に追随することがないよう願うばかりです。
またそれとともにキャッシュレスが進む中、硬貨を扱うことがますます今後不便になっていく時代へと移行しつつあるのかもしれません。
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