以前に新聞販売店の経営をしていた方がいましたが、新聞社ともめて、結局は新聞販売店の経営から身を引きました。
それが2006年ぐらいだったと思いますが、長年にわたって新聞販売の仕事をしていただけにその方も未練のようなものもあったかもしれませんが、しかし結果的には良かったようです。
といのも新聞販売店というのは1980年代がピークで、それからは転がり落ちるかのように、購読者数減少、広告収入の減少に悩まされ、今はじり貧状態だからです。
結局のところ、その方、儲かっている時期に経営をしていたおかげで、今でも1億円程度のお金があると自慢気に語っています。
しかし年も取り、思うようにお金の使い道もないのだとか言っています。
ところで人間というのは、性の悪いことに、どうもお金があると、それを見せびらかしたくなるというのか、誇示したくなるようです。
本人はそれで愉快なのかもしれませんが、しかし決して良いことはありません。
なぜでしょうか。
なぜならば、お金や資産があるところに近づき、なんとかそのお金や資産を活用させよう、つまりは使わせて利益を得ようとするやからがいるからです。
例えば建設会社や不動産会社、銀行や証券会社、保険などです。
例えばよく言われていることですが、分譲マンションの大規模修繕費用ですが、区分所有者から修繕積立金という形で回収して、管理組合などが、預貯金等で蓄えていきます。
この場合、金額はかなりの額になっていきますが、管理組合は大規模修繕工事を行おうとする管理会社等に決してその金額を知られないようにしなければなりません。
というのも修繕工事を行う管理会社は建設会社とつながりがある場合が少なくありませんが、この大規模修繕工事でグループとして利益を得ることができ、どれだけの金額をあるかを知れば、その金額で最大限の工事を行わせて最大限の利益を得ようとするからです。
これはほんの一例ですが、とくかくお金や資産のあるところに、近づいてくるやからには注意しなければなりません。
追記:さらに金持ちを公表すると、強盗や空き巣の被害に遭う危険も生じます。
警視庁のウエブサイトにも
●現金、預金通帳、貴金属、カード、パスポートなどの大切な金品が盗まれます。
●パソコンや電化製品などの窃盗。パソコンの場合、住所録や家計簿などの個人情報もいっしょに盗まれてしまいます。
●鉢合わせになり、強盗に変身。とっさに家庭の包丁などを使って強盗に変身することもあります。
●留守宅での待ち伏せ。帰宅するのを待ち伏せし、キャッシュカードを奪って暗証番号を聞き出して現金を引き出したり、女性への暴行に及ぶこともあります。
●侵入された後、「部屋を荒らされた恐怖感」や「また誰かが侵入してくるのではないかという不安感」が残ります。
と書かれていて、被害に遭うと心理的に不安感とともに生活していくことになります。