持ち家派が優勢の日本において賃貸暮らしのほうが良いといえる理由

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最近は持ち家がいいのか、それとも賃貸住宅暮らしのほうがいいのかについての話題がもちあがります。

しかしどちらかといえば、「持ち家信仰」といわれているぐらい多くの方が、家族を持ち収入がアップしてくると、持ち家や分譲マンションを購入しています。つまりどちらかといえば持ち家のほうが人気があるのです。

実際、税務署職員の多くが、賃貸住宅暮らしでなく持ち家ないしは分譲マンション暮らしをしていると言われており、税金面でも持ち家派のほうが有利なようです。

賃貸暮らしだと毎月家賃を支払い続けなければなりません。

しかも支払った家賃は、いわば掛け捨てのようなもので1円たりとも戻ってきません。

一方持ち家ならば、住宅ローン控除がある、購入した家あるいはマンションは資産となりいざとなれば売却することもできるというわけです。

しかし次の事柄も見落とすわけにはいきません。

持ち家という資産を維持していくためにはけっこうな費用がかかる。

かかる費用は

  1. 固定資産税
  2. マンションに住んでいるならば管理費、修繕積立金を毎月支払わなければならない
  3. 改装、リフォームの必要に迫られた場合、多額の費用負担が生じる
  4. 基本的には年々物件の資産価値は下がる

改装、リフォームについてですが、資金に余裕のある方はさほど問題になりませんが、資金に余裕がなければ、改装やリフォームをしたくてもできない状態が続き、結局所有物件がどうしよもないほどボロ家になってしまうこともあります。

老後には煩いの少ない賃貸住宅暮らしのほうがいいと思ってる方もいる

例えば幾らかか不便な郊外に持ち家、マンションを購入し、老後を迎えた時、子供は独立して同居していない、病院や買い物に行くのも不便と感じるお年寄りも少なくないかもしれません。

そうなると所有物件を売却し、便利な都心部に引っ越して多少家賃は高めでも賃貸住宅暮らしを行う方もおられることでしょう。

確かに賃貸住宅暮らしは、資産形成や節税という視点ではななんらメリットはないのですが、お金の心配をせず気楽に人生を楽しむことには向いているように思われます。

つまりは賃貸暮らしのメリットにもっと注意が向けられてしかるべきではなのかなあと考えてしまいます。

001600130.pdf (mlit.go.jp)国土交通省修繕費用のガイドラインガイドライン