街の住みやすさランキングというものがあります。
賃貸住宅最大手の大東建託が調査し公表しているランキングです。
住みたい街ランキングというものは、よく知られていますが、住みたい街と住みやすい街とは必ずしも同じだというわけではないようです。
この住みやすさでランキングされた街は首都圏版TOP3の広尾駅(東京)・市ヶ谷駅(東京)・北山田駅(神奈川)、関西版TOP2の夙川駅(兵庫)・南森町駅(大阪)となっています。(数年前の調査による)
このてんで私は阪神地区にいますので、関西のランキングを取り上げてみますと
1 夙川駅
2 南森町駅
3 西宮北口駅
4 六甲道駅
5 岡本駅
となっています。
これらの街に共通しているのは利便性が抜群に良いというてんがあります。
例えば夙川、西宮北口、岡本はいずれも阪急神戸線の駅で特急電車が必ず停車する駅となっています。
それでこれらの駅から大阪梅田や神戸三宮といった都心部には30分以内で行けるという利便性があります。
しかし魅力はそれだけではありません。
夙川、西宮北口、六甲道、岡本の近くには六甲山地の麓にあり、自然環境にも恵まれているのです。
つまりは利便性だけでなく街の環境が優れているという特色があるようです。
実際に関西でトップの夙川には夙川公園という大きな公園があり、桜の季節になると、お花見の絶好ポイントの1つになっています。
ところで大東建託が調査した住みたい街ランキングで上位にランクインした街には別の特徴があるといわれています。
その特徴とは
人口が増加傾向にある
という特徴です。
例えば夙川と西宮北口のある兵庫県西宮市は平静10年から25年にかけて右肩上がりに増加し、現在は約48万人となっています。
平成25年以降は横ばいとなっていますが、西宮市の南部や山間部のニュータウンは減少傾向にあるものの、夙川や西宮北口エリアは今も増加傾向にあるのではないかと思われます。
さらに人口増加傾向にあるということは賃貸住宅の空室率も低く抑えれていることでしょう。
そのことを示すデーターとしてホームズのウエブサイトに賃貸住宅住宅の自治体別の空室率が掲載されています。
それによると
西宮市の空室率は13.9%
岡本がある神戸市東灘区は13.7%
六甲道のある神戸市灘区は16.8%
となっています。
その一方で近隣の
尼崎市は23.6%
伊丹市は18.7%
姫路市は24%となっています。
【ホームズ】兵庫県の不動産投資に役立つ!見える賃貸経営 (homes.co.jp)
このように住みたい街=人口増加傾向=賃貸住宅の空室率が低い
という特徴が見えてくるようです。
賃貸住宅経営においてエリアはかなり重要な要素となりますが、エリア選びの際には、このような情報も参考にすることができるでしょう。