筆者もささやかな賃貸住宅経営をしていますが、アパートローンを借りているりそな銀行の担当者と支店長が訪問して来られたことがあります。
そのさいにアパートローンの金利について尋ねてみました。
というのもりそな銀行からアパートローン変動金利で借りていますが、固定金利ローンに換えることができるか、また5年ルール―が適用されるかについても知りたかったからです。
最近では固定金利への変更不可の変動金利ローンがあるようなので確認してみました。
答えは「変更できる」という回答でした。
それで幾らか気持ちが楽になりました。
なぜならば、金利の専門書などを読んでいると専門家といわれる人たちが変動金利ローンよりも、固定金利ローンを勧めているように思えるからです。
恐らく金利高騰時のリスクの怖さが変動金利ローンにはあるからだと思います。
しかしりそな銀行支店長の話では、「これまでの実績からするならば、変動金利ローンのほうが支払額が少なくて済んでいる」とのこと。
変動金利にするか固定金利にするかは債務者の選択に任されますが、銀行サイドとしては「変動金利ローンのほうがいいのではないか」といった感じでした。
たしか、りそな銀行の前の支店長さんも「今の時代、金利がさらに1%以上上がることは考えにくい」とおっしゃっていました。
どうも不動産事業の専門家の意見と、銀行サイドの見方は異なるようです。
理論上は不動産事業の専門家の意見が正しいのかもしれませんが、これまでの実績からするならば銀行サイドの見方が妥当なのかもしれません。
金利上昇リスクが怖いのならば固定金利ローンにすればよいのかもしれません。
そのほうが気持ちのうえでは安心でしょう。
ところで変動金利ローンには5年ルールというものがあります。(すべての変動金利ローン商品に適用されるわけではないようです)
つまり毎月の銀行への支払額(元金返金分+金利支払い分)が5年間は、一定額であるというルールです。
5年ルール、125%ルール|住宅ローン用語集|楽天銀行 (rakuten-bank.co.jp)
仮にその期間金利が上がれば、金利支払い分が増えて5年後の支払額の見直しのさいには支払額が上がります。(支払額の上昇額は125%までとの決まりもあります)
そのルールがアパートローンにも適用されるかを尋ねてみますと、回答は「適用されます」というものでした。
このように周期的に都銀からアパートローンを借りると銀行担当者が訪問してこられますが、いろいろと勉強になり生の現場の情報も知ることもできますので、アパート事業者には大切な一時です。
今後もそのような機会を大事にしていきたいと思います。
銀行の支店長が渉外担当行員と顧客をわざわざ時間をかけて訪問 なぜ?