住宅設備の代表的な物としては、エアコンや給湯器などがあります。
それら住宅設備は賃貸住宅の場合、多くの場合は大家に所有権があり、故障修理のさいも大家の費用負担となります。
よって大家にとっては住宅設備故障のための費用も計算に入れて置く必要があります。
一般的には新築時から10年を超えたころから住宅設備の故障が頻繁に生じてくるといわれています。
筆者の所有マンションも築年数が経過しており住宅設備の故障に備えなければならないと思い大東建託パートナーズが大家向けに提供しているワランティ―サービスに加入しています。
もちろん頻繁に設備故障が生じるものでもありません。
一方、オーナー使用部屋の故障も保証してもらえるので、オーナー使用部屋においては、エアコン、給湯器の故障修理、換気扇の交換においてワランティ―サービスを利用することができました。
それにしても現時点においては、支払ったサービス料のほうが、故障修理費用よりも上回っているのではないかと思います。
よくよく考えてみると、これから住宅設備故障の頻度が多くなっていくとはいえ、これまで入居者さんからの故障修理は浴室乾燥機の故障修理がワランティ―サービス加入前に2件あったぐらいです。
2件とも4万円前後の修理費で合計8万円を支払ったぐらいです。
大東建託さんが発注した設備がよほど頑丈だったのかとも思いましたが、よく考えてみると筆者の所有マンションの入居者の多くは単身者で在宅時間が短いのです。
ということは部屋の使用時間がファミリー向けマンションと比べて少ないのです。
そのことは住宅設備の使用頻度も少ない、つまりそのことは故障も少なくなるということではないでしょうか。
浴室乾燥機の故障が2件あったというのは留守中でも使用できる設備だったからなのかもしれません。
ということは標準的な住宅設備の故障サイクルでは10年以上で多くなっていくとなっていますが、単身者が多いアパートマンションでは、もっとそのサイクルが長くなるのかもしれません。
追記:エアコンや給湯器などの修繕費用についての目安について、ONER,S STYLEというウェブサイトの記事には以下のように書かれていました。
[perfectpullquote align=”full” bordertop=”false” cite=”” link=”” color=”” class=”” size=16]普段は数万円程度のコストしかかかりませんが、10数年、20数年目に複数の設備交換の時期が重なるために金額が膨らむことに注意してください。30年間のトータルで約90万円かかると見込まれています。単純平均で年間3万円くらい。仮に家賃が7万円なら年間賃料収入84万円の約3.5%となります。定期メンテナンスの費用として、これくらいの金額を準備しておきましょう。[/perfectpullquote]
と書かれてています。
上記のケースはアパート1Kの場合ということですが、30年間で90万円程度かかるかもしれないとのことです。
10部屋ならば900万円。
賃料の3.5%程度は室内設備メンテナンス費用として、取り分けておくと良いということのようです。
賃貸住宅の管理 – 大東建託パートナーズ (kentaku-partners.co.jp)