小豆島で廃れた思っていた電照菊が残っていた

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小豆島で有名なのは、なんといってもオリーブです。

オリーブの島といっても過言ではありません。

しかし数十年以上に前、小豆島では電照菊栽培が盛んに行われていました。

電照菊についてはウィキペディアに

菊は、日照時間が短くなると花芽を形成し、やがて蕾となり開花するという性質がある。その性質を利用し、花芽が形成される前に人工的に光をあてることにより、花芽の形成と開花時期を遅らせる方法が電照菊である。

引用:電照菊 – Wikipedia(アクセス日2020/12/24)

と書かれているように、人工的に光をあてて、開花時期を調整する栽培法です。

主に高値で売れる時期に、出荷できるように調整する栽培ともいえます。

小豆島

ところで昔は、この電照菊の栽培で、十分に儲かっていたもので、それだけで家族を養うことのできた農家もあったのですが、しかし時代の流れととともに、だんだんと厳しくなってきました。

その要因としては

・菊栽培農家が増えてきたために競合状態となり、菊そのものが高くは売れなくなった。

・電照菊栽培のためには、照明のために大量の燃料が必要となり、その燃料費が高騰してきた。

などの理由があります。

それで電照菊栽培のために、あくせく働いても、あまり儲からなくなり、そのためにやめていく農家も少なくなり、小豆島では、もうほとんど残っていないのではないかと思っていました。

それでメロンや柑橘類の栽培に切り替えていくことも珍しくなかったのではないかと思います。

そのようななか「電照菊の出荷ピーク」という記事を見た時にはいささか驚きました。

電照菊の出荷ピーク|NNNニュース (news24.jp)

という記事ですが、小豆島では電照菊の出荷がピークを迎えているとのことです。

ちょうど今の時期ならば、年末年始の高値で売れる時期にあたるというわけだと思うのですが、それでも昔と比べれば出荷量は、かなり減ったと思います。

しかし今でも小豆島で電照菊を栽培している農家が残っているんだなあと思いました。

数十年前の電照菊栽培で儲かっていた時代の世代は、もうかなりの高齢で、しかもほとんどの次世代は電照菊栽培を伝承することなく小豆島を離れて暮らしていることが少なくないと思いますが、なかには親から電照菊を受け継いで頑張っている人もいるんだなと思いました。