新型コロナウイルスまん延のために新聞の集金を集金スタッフによる集金からクレジットカード払いや金融機関の口座からの自動引落に変更した方も少なくないと思います。
というか新聞社がこの機会に、クレジットカード払いが自動引落での集金の比率を上げようとしています。
そして究極的にはNHKの集金のように、集金スタッフによる集金を廃止する方向をめざしているのかもしれません。
しかしある程度の効果が、この新型コロナウイルスまん延によって得られたかもしれませんが、まだまだ訪問集金の比率が高いままのようです。
ところで筆者はかつてから、新聞社や新聞販売店にとってはクレジットカード払いや、自動引落のほうが都合が良いものの、顧客はクレジットカード払いにしないほうがよいと主張してきました。
このてんで
という記事には
・古新聞を入れる袋や新聞社の発行している冊子などが基本もらえない。(販売店にクレジットカード払いでも古新聞入れをポストに定期的に入れてほしいと要請することはできますが、販売店としてはとても面倒な仕事になり、しかもしばしば忘れてしまうこともあります)
・連絡事項があって電話をしてもなかなかつながらない。(訪問集金ならば集金時に連絡事項を伝えることができます)
・新聞販売店の事務処理能力は、販売店にもよりますが、とてもお粗末な販売店もあります。その場合、新聞の購読を中止しても、クレジットカード払いは中止にならないことがあります。もちろん余分に支払った分はいずれは返金してもらえますが、電話をしてもつながらない、電話がつながっても事務処理がもたもたしていてなかなか返金してもらえないなどのトラブルが生じることがあります。訪問集金ならそのようなことはありません。
ということで、訪問集金でなくクレジットカード払いや、口座引落にすることのデメリットについて取り上げました。
とりわけ最近、とくに新聞販売店に多くなっている苦情は、拡材(新聞宅配契約と引き替えに購読者へ渡すサービス品)がなかなか届かないという苦情が多くなっています。
その理由は、これまでは拡材は、宅配業者によって顧客宅に届けられていたのが、最近は経費節減のために、新聞販売店から拡材を新聞販売店のスタッフが届けるという方式に変更されたためです。
ただでさえ忙しいスタッフが、不在の場合は持ち帰らないといけない拡材を届ける業務は、大変な負担になっています。
ということで、どうしても遅れがちになるのです。
そしてなかなか届かないがために新聞販売店に電話をかけて苦情を言おうにも電話がかからないということも、しばしば生じることがあり、そうなるとますますストレスがたまることになります。
このような時に、訪問集金の場合は、訪問集金のさいにその苦情を言うことができます。
つまりは訪問集金は新聞販売店の窓口でもあり、確実に連絡が伝わる手段でもあるのです。
そこでクレジットカード払いなどにして、確実な連絡手段を失うのはあまりにも、もったいないことです。
今後ますます人手不足になるなかで、新聞販売店の電話もつながりにくくなっていくのではないかと思います。
追伸:サービス品がなかなか届かない場合の解決策はとにかく販売店に届いていないということを伝えることです。場合によれば届くまで繰り返し伝えることが必要な場合もあるかもしれません。