暑かろうが寒かろうが新聞販売店の集金スタッフは、いつもと変わりなく業務をこなしています。
ところで新聞販売店の集金スタッフが訪問するお客様の90%ぐらいは、訪問してお会いすれば、すぐに新聞代金を支払ってくれる善良なお客様です。
そのようなお客様のおかげで、集金スタッフも意欲的に仕事に取り組むことができ、新聞販売店にも収益がもたらされ支えられています。
しかし集金スタッフを落胆させるような、お客も、少数ながら存在しています。
とくに暑い夏や寒い冬の大変な集金の時期に、このようなお客に会うと普通以上にひどくがっかりさせられるものです。
ではどのようなお客に集金スタッフは手を焼くのでしょうか。
幾つかのケースがあります。
①〇日の〇時に来てくれたら支払うといっておきながら、訪問しても不在、ないしは家からでてこない。
たまにそのようなお客に出会うことがあります。
簡単に約束を破るタイプのお客です。
多くの場合、新聞販売店のスタッフは、このお客との約束を守るために、予定を調整してわざわざ多くの時間をかけて集金にでかけることもあります。
時には悪天候の時もあるでしょう。
このように多大の犠牲を払って行ったにもかかわらず、集金ができなかったとなると非常にガッカリさせられます。
集金スタッフとしても、もしも行かなかった場合に、お客に怒られることもありますし、新聞販売店に苦情を言われることもあるので、必ず行くようにしますが、その努力が報われないことがあります。
②集金スタッフが訪問してお客に会えたものの、「今は忙しいからあとにして」と軽くあしらうわれる場合。
このようなお客にも集金スタッフは、ひどく傷つくものです。
言った本人はさほど悪気があるわけではないのかもしれません。
しかし集金のためにかかる時間は、せいぜい数分なのに、時々そう言って軽くあしらうお客がいるのは残念なことです。
よほど相手の身になって考えることができない人なのか、集金スタッフとしては内心とても腹の立つタイプのお客です。
だからといってお客に対して怒ることはできず、自分を抑えて退散するしかできないのが辛いところです。
ところでなかには、「この前はごめんねと」と謝罪してくれるお客もいて、そのような場合は、ほっとします。
③自分は顧客だと明らかに上から目線のお客。
そのような態度を取るお客もいます。
そして何か不満なことがあると、その不満を集金スタッフにその不満をぶちまけて「やめる」とか「他紙に変える」とわめくのです。
この場合も、ただひたすら不満を聞くしかありません。
他にも困ったお客の例はあると思いますが、そういう不良なお客は、少数派であることが救いです。
大多数は、紳士的に集金スタッフに対応してくれますので、それが集金スタッフのやる気を起こすものともなり、ジリ貧の新聞販売店にとっても、ありがたい顧客です。
mhlw.go.jp/content/11900000/000915233.pdf厚労省カスハラ対策