大規模マンションというと大抵は、とても生活していくうえでの利便性の良い場所にある大きなマンションというイメージがあることと思います。
また販売会社も、大手の名の知れた不動産会社が販売しているゆえに多く安心感もあるでしょう。
さらに世帯数も多いので、建物を維持していくために必要な修繕費も小規模や中規模マンションよりも一世帯あたりの負担が多少軽くなるというメリットもあります。
いわゆるスケールメリットを享受できます。
それで様々なメリットがある大規模マンションですが、ウィキペディアには
大規模マンション(だいきぼマンション)は、日本の高層建築の区分の一つ。一般的に総戸数が100戸[1]を超える住居用集合住宅(マンション)のことである。・・工場跡地など都心部を中心に大規模マンションが建設されるようになった。人口の都心回帰や東京一極集中の加速の要因の一つとなっている。スケールメリット[2]を活かした豊富な共用施設、広大な敷地面積を利用した緑化、認可保育所やスーパーマーケット等の利便施設誘致といった点をセールスポイントとして開発される例が多い。
と大規模マンションについて説明しています。
このように庶民にとっての憧れの大規模マンションですが、良い面ばかりではありません。
デメリットとなるてんもあります。
そのてんを幾つか取り上げてみますと
①エントランスホールから、お部屋に行くまでの距離が長い。
実際にエントランスから共有の廊下を歩いてお部屋まで向かわなければなりませんが、その間にエレベーターなども利用したりして、数分はかかることがあります。
しかもその間に、同じマンションの住人に、何度も会うことになり、そのたんびに挨拶をしたりするなどして気を使わなければなりません。
毎日そのことが続くことに気が滅入ることもあるかもしれません。
また郵便物や新聞も、多くの場合、エントランス近くにあるポストに投函されますが、それをイチイチ取りに行くのが面倒に思うこともあるでしょう。
さらにゴミも1階のゴミ集積場にまで持って行かなければなりませんが、重たいゴミを時間をかけて運ぶのに、高齢者などで負担に感じている場合もあるようです。
②高層階の場合は停電すると不便な生活を強いられることになる。
停電するとエレベーターは停止します。(地震の場合も)
そうなると階段を上り下りしなければなりません。
また停電すると、水道も止まります。
水道が使えないとなると非常に不便になります。
トイレも使えません。
もちろん自家発電設備のあるマンションもありますが、しかし自家発電には限界があります。
停電が長引けば、お部屋で生活するのが難しくなるでしょう。
このような停電リスクは特に暴風台風や豪雨によって引き起こされるリスクが大きくなっています。
このように冷静に考えてみると、大規模マンションならではの弱点もあるのです。