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マンションの寿命は?30年超のマンションも多くなっている時代 デメリットがあるとすれば

マンションの寿命は本当は何年なのでしょうか。

最近は30年超でも人気物件が多々見受けられます。

例えば筆者の自宅マンションの近くに1979年夏に入居を開始した古い分譲マンションがあります。

1979年ですから、もう37年になるマンションですが、外観はきれいで古いマンションというふうには見えません。

合計で75戸ありますが、ほぼ満室状態です。

部屋は、3LDKで家族で暮らすことができます。

しかも昔からの古い高齢の入居者も多いのですが、幼い子供や学校に通う子供を持つ家族もけっこうおられるのです。

こうした比較的若い世代は、これから何年も住み続けるかもしれません。

近くには10年、15年未満のオートロック式の近代的な分譲マンションも多々ありますが、比較してもそれほど遜色がありません。

現在でも1戸の価格は1000万円以上で販売されています。(15年未満の中古マンションは1500万円~2500万円程度で販売されています。さすがに新しいマンションよりは資産価値が下がっているようです)

そして立地的には駅にも近く、ショッピングにも恵まれている、好立地な所にあるマンションです。

鉄筋コンクリートのマンションの寿命は何年?

と考えることがよくあります。一般に30年あるいは35年を超えると、資産価値がほとんどなくなり建て替えを検討すべしともいわれますが本当でしょうか。

上記のマンションについては、今後も数十年存続したとしても不思議ではありません。

ところで今は住宅供給過剰時代です。

どんどん新しい物件が建ち空き家、空き部屋が増大しています。

いずれは新しい物件の建築受注も陰りだし、大手ハウスメーカーもビジネスモデルを調整していかなければならなくなると思います。

大東建託は古いアパートの建て替えにビジネスモデルを見出そうとしている

筆者の物件がお世話になっている大東建託も将来的に新規建設受注の限界が見えてきたのか、30年超の物件を持つアパートオーナーに近づいて、物件の建て替えを提案しているようです。

ただ近年は解体費用も高くなり、どれだけの受注を獲得できるかは、不透明です。

今から10年、15年後には住宅事情はいったいどう変わっているのでしょうか?

 

ウィキペディアにはマンションに関する社会問題について指摘されています。

人口減少と高齢化が進む状態では、マンション住民の高齢化、死亡により空室が増加し、維持費の調達が困難になった荒廃マンションが増加する。高齢化による荒廃マンションの増加を経験したイギリスは、高層マンションの建設を禁止するとともに、荒廃し、スラムとなったマンションを税金で取り壊している。日本は急速な高齢化が進んでいるものの、他国のこういった事例に気づく動きがないことを、藻谷浩介が指摘している

引用:マンション – Wikipedia

このようにマンションの維持管理が適正に行われなくなったがために、荒廃マンションの社会問題が指摘されているのです。

こうなると建て替えどころではありません。

 

マンションの修繕積立金と大家の修繕費用の違いは?



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