最近は新聞をとらなくなっている人も増えています。
ニュースや情報はインターネット、テレビでも見ることができますし、購読料が高いということで新聞を取らない人もいると思います。
それでも高齢者世帯を中心に新聞を購読している人は少なくありません。
筆者も購読しています。
実際インターネット版のニュース記事にはない情報が紙の新聞には豊富に掲載されていますし、正直、インターネットをタップしていくよりも紙の新聞をぱらぱらめくるほうが読みたい記事を素早く見つけることができると思います。
まったネットにニューズ記事よりも、紙のニュース記事を読むほうが頭のなかに残るという方も少なくないことでしょう。
ところで近年、夕刊を読まない人が増えています。
夕刊配達地域で夕刊をとらないで朝刊のみにしている人も少なくありません。
しかし夕刊配達地域で夕刊を取らない方かたは、次の事実を見落としているかもしれません。
その1 夕刊のある地域の価格は朝刊と夕刊のセット価格の公式価格は決められていますが、朝刊だけの価格はありません。
つまり各販売店によって価格が決められています。多くの場合セット価格よりも100円~500円程度安く販売店が設定し、価格的にはあまり差がありません。
夕刊がいらないという顧客の要望には従うものの、基本的のには夕刊とセットで読んでくださいというのが新聞社の姿勢のようです。
その2 朝刊だけの地域は朝刊に1日のすべてのニュース記事が掲載されますが、夕刊のある地域で夕刊に掲載されたニュース記事はほとんどの場合、朝刊には掲載されません。(朝刊のみの地域とセットのある地域において同じ新聞社の提供する新聞の朝刊は内容が異なります)
その3 夕刊のみで提供される広告、チラシがあります。
その4 欧米で発生するニュースは朝刊には間に合いません。夕刊に掲載されます。(例えばニューヨーク市場の株式、商品の終値など)
このように夕刊には夕刊なりの役割があり、本当に新聞を読むならば夕刊も見逃すことはできないように思います。
実際に価格的にも数百円程度しか違いがありませんので、夕刊のある地域では夕刊も購読してみるのはいかがでしょうか。
追記:都市部においては、夕刊の必要性を感じない方も増えています。
とりわけ大きな分譲マンションに住んでいると、部屋からわざわざ、集合ポストまで夕刊を取りに行くことが、面倒に思う方もいるようです。
しかし地方でも夕刊を発行している地方新聞もあります。
ウィキペディアには
地方紙[編集]
十勝毎日新聞(北海道十勝総合振興局管内)
苫小牧民報(北海道胆振総合振興局管内)
千歳民報(北海道石狩振興局管内)
夕刊三重(三重県)
紀伊民報(和歌山県)
島根日日新聞(島根県)
宇部日報(山口県宇部市)
日刊人吉新聞(熊本県人吉市)
今日新聞(大分県別府市)
夕刊デイリー(宮崎県延岡市)
と書かれています。
また全国紙もエリアによっては夕刊を発行しているエリアもあります。
とくに日本経済新聞などは、アメリカや欧州にマーケットや東京マーケットの午前の状況を報道するためには夕刊をやめるわけにはいかないのかもしれません。
新聞社としては、夕刊をやめたいところですが、やめられない事情があるようですが、近年のインフレによって購読者離れが加速し、購読料を抑えるためにも夕刊を扱わなくなっている新聞社が増えてきているのも事実です。