もはや使わなくなった銀行口座をすぐに解約したほうがよい理由

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筆者も経験がありますが、ある目的のために銀行口座を開設したものの、しかししばらくしてから全くお金の出し入れで使わなくなった銀行口座があるのではないでしょうか。

例えば職場の給与振り込みのために開設したものの、転職のために使わなくなってしまったということがあるかもしれません。

人生長く生きていくと、なにかと新しい銀行口座を開設していき、数えきれないほどの銀行口座を十分に管理できない状態になってしまうということもあるかもしれません。

しかし使っていない銀行口座を放置したままにしていることにはリスクがあります。

どんなリスクがあるのでしょうか。

①休眠口座は犯罪の温床になりやすい。

休眠口座は振り込め詐欺などの犯罪の温床になりやすく、知らない間に自分の口座が犯罪に使われてしまうリスクが非常に高くなると言われています。なのですぐに解約しましょう。

②10年以上放置した銀行預金は預金保険機構に移される

2009年に施行された「休眠預金等活用法」により、10年以上経過した一定期間入出金がない口座の預金は、社会活動等に活用する目的で預金保険機構に移管されるようです。もちろんその後も預金の払い戻しは可能ですが、少々面倒な手続きが必要になります。また銀行では10年以上経過した休眠口座の所有者に事前連絡していますが、住所変更の手続きを行っていないと連絡が来ないので注意しましょう。

銀行画像

③多くの銀行が「休眠口座の管理手数料」を設けている

近年多くの銀行が「休眠口座の管理手数料」を設定しています。具体的にはりそな銀行では2年以上入出金などの取引がないというように、一定の条件に当てはまる口座について、年間1,320 円の未利用口座管理手数料を徴収されます。口座に手数料分の預金がない場合はすべての預金残高が手数料として徴収され、同時に口座が解約されます。

なので、もはや使わなくなった銀行口座は解約いたしましょう。

もちろん解約のためには、ネット銀行でない場合は銀行の本支店まで行かなければならないこともあり、そのために数時間を費やすこともあるかもしれませんが、しかし放置しているリスクを考えるならば解約したほうが良いでしょう。

将来、ひょっとしたら使うかもしれない、もったないという考えは捨てましょう。

長い間、お取引のない預金等はありませんか?:金融庁 (fsa.go.jp)

銀行のATMの一日の引き出し限度額は50万円になっていた