夕刊フジの最近の記事に興味深いものがありました。
ZAKZAK2015/12/13の「日本人の“持ち家信仰”はまもなく終焉を迎える 将来は買うより借りた方がいい 」という記事です。
記事によると
都会人の住形態の主役である分譲マンションについては、今後老朽化やスラム化、廃虚化が社会問題となる。賃貸ならば、引っ越せば問題は100%解決するが、所有者はそういうわけにいかない。管理組合の一員として、この厄介な問題に向き合うしかない。若者が車を買わなくなったと言われて久しい。次は「家を買わなくなる」時代が、もうそこまでやってきている。
引用:https://www.zakzak.co.jp/economy/ecnnews/news/20151213/ecn1512130830002-n2.htm(アクセス日2019/5/26)
と書かれています。
とにかく日本人はこれまで、まとまったお金が入ってきたり、収入が増えたりすると必ず家を買ったり、新築マンションを買う空気がありました。

物件オーナーになることのリスクが顕在化してきた。
しかもそれがあたりまえのような社会の空気になってたのです。
では家賃を払っているよりも買ったほうが得なのでしょうか。
実際のところ住宅ローン減税などの制度はあるものの東京都心エリアおようにマンション価格がバブルのような状態であるならば、そのバブルが弾けた時に資産価値が急落してしまう可能性があります。
ですから賃貸にしておいたほうが無難だという考えがあります。
しかも懸念されているのは、今は全国的に物件が余ってきている状態です。
しかもその状態で毎年80万戸から100万戸が新築されています。
この状態が続くと空家、マンションでは空室が増えるようになり価格が下落するのは、目に見えているとのこと・・
価格が大幅に下落すれば、引越しや売却も難しくなり、社会問題化するのです。
しかも分譲マンションには廃墟マンションと化する危険があり、現にそのようになってしまっているマンションも現れています。
そういう厄介な問題を抱えたくないならば、家やマンションを買うよりも借りたほうがいいというわけです。
私もこの考えには同意できます。
賃貸に住んでいるならば、引越しは容易にできますし、自分の持ち家、マンションの資産価値について気にしなくてすみます。
特に暴落でもすれば、売りたくても売ることができず、子供も相続したがらず、結局は死ぬまでそこに住むしかないかもしれません。
つまり買うほうがリスクが高いということなるのです。