ワンルームマンション投資 現実的には儲からない

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以前ことですが、りそな銀行の担当者が来られた時に、最近はアパートマンションローンを借りる人は多いですかと尋ねたところ、「マンションを建てるために借りる人はほとんどいません。しかしワンルームマンション投資のために借りる人は多いです。銀行としてはマンションを建てるために借りてくれるほうがいいんですけどね」と答えました。

この銀行員の返答からも明らかですが、今はワンルームマンション投資を行なう方が本当に多いようです。

将来のことを考えてそうするのですが、ワンルームマンション投資、大丈夫なのでしょうか。

アパート画像

単身者向けのアパート。家賃相場が大きく下がっているエリアもある。

ところで2016年2月20日ZAKZAKには住宅ジャーナリスト榊淳司氏の記事がのせられていましたが、「ワンルームマンション投資はリスクが大きく儲からない」といった記事が掲載されていました。その理由としては「空室リスク、空室が続けば収入がない、さらに仲介業者への手数料、物件自体の値下がりリスク」が上げられていました。

あえてメリットがあるとするならば「節税対策、とにかく大家さんになれること」そして社会勉強になるといったところでしょうか。

確かに今の時代、ワンルームマンション投資はよほど上手に行わない限り儲からない、儲かるどころか、損失を被るリスクがあるのは事実のようです。

実際のところ、ワンルームマンションの家賃が1万円台、2万円台にまで下がっている物件もあります。

そのような物件に投資しても、例えば家賃が2万円でも1年で24万円の収入にしかなりません。

しかも家賃の滞納もなく、空室もなかったと仮定してです。

もしも半年間でも空室になっているならば、上記の場合は1年の家賃収入は12万円となってしまいます。

ですからワンルームマンション投資=必ず儲かるというわけではありません。

あえてワンルームマンション投資でも儲かる可能性があるとするならば、都心部のワンルームマンションを選ぶことです。

目安としては家賃収入が年間で80万円以上になる物件が望ましいとされています。

80万円ですから1カ月の家賃は6万7千円以上ということになります。

この場合は手堅く家賃収入を得ることができる投資といえるでしょう。

追記:賃貸住宅の空室率につてDBJグループのウェブサイトでは

賃貸住宅の市場動向②~空き家率~
賃貸用住宅の空き家率※の全国平均は18.8%(H15年度と比較して1.2ポイント上昇)

賃貸用住宅の空き家率(H20)が最も高いのは福井県で30.8%、最も低いのは沖縄県で11.6%

H15年度と比較して賃貸用の空き家率が高くなった上位5府県は、島根県、高知県、福岡県、秋田県、鳥取県 ※1

いずれの県も賃貸用の空き家数は増加。高知県は居住者のいる借家の減少に伴い賃貸住宅総数が減少しているにもかかわらず賃貸用空き家数が増加しているが、 他4県は賃貸用住宅総数の増加率よりも賃貸用空き家数の増加率が大きく相対的に賃貸用空き家率が上昇している。

引用:https://www.mlit.go.jp/common/001011169.pdf(アクセス日2020/1/26)

と書かれています。

このように地方における空室率は大きく、人口減少の影響を受けているような感があり、そのようなエリアでのワンルームマンション投資は当然のごとく、苦戦することは間違いありません。

もちろん福岡県などは、博多や小倉といった大都市では事情は異なるのではないかと思いますが・・。