不動産とエリアのブランド力

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関西の阪急神戸線沿線は、立地としてはとても便利で住みやすい住環境です。
この沿線沿いで、大阪梅田にすぐに行ける駅に近ければマンションの資産価値は高く、賃貸物件の家賃も高くなると考えてしまうかもしれませんが、実際はそうではありません。
例えば、岡本、芦屋川、夙川、甲陽園、苦楽園、御影、六甲といった駅周辺の物件は高く家賃も高騰しています。
一方で大阪梅田に近い駅周辺のほうが資産価値や家賃水準がさほど高くないということがあります。
なぜでしょうか。
草原画像

物件エリアの環境も家賃に影響を及ぼす。

どうも交通の利便性も物件の資産価値や家賃に大きく影響する要素には違いなのですが、それ以外の要素も大きく影響しているようです。
ZAKZAK2016年1月24日の中で、住宅ジャーナリストの榊淳司氏の記事が掲載されていましたが、その要素を「エリアイメージ、住環境、スティタス、住民の意識、エリアのブランド力」と表現されていました。
つまり交通の利便性プラス、エリアイメージ、住環境、エリアのブランド力などが物件の資産価値や家賃を左右するというのです。

確かに知っている方は知っておられると思いますが阪急神戸線沿いでも夙川~王子公園の区間は景色もきれいで、街並みもオシャレなイメージがあり、何ともいえない魅力を感じます。
芦屋になると、パチンコ店や工場すらほとんど見当たりません。
まさに閑静な住宅街といったところで、随所に魅力的な店舗や病院があります。
さらには芦屋川駅や夙川駅をさらに山手に行くと、関西で高級住宅街最高峰と言われている六麓荘町があります。
つまりは阪急夙川駅~王子公園駅の山手のエリアは、富裕層が憧れるエリアなのです。
もちろん交通の利便性については、大災害でも生じないかぎり、大きく変化することはありませんが、街のもつブランド力は変化しているようです。
以前は評判のよかった街が普通の街になっていたり、昔はブランド力のなかった街がブランド力を持つようになったケースもあるようです。
このように考えてみると、今後マンションの購入や賃貸物件の購入を考えておられるならば、近い将来街のブランド力が向上しそうなエリアの物件を検討してみるのも1つの方法だと思います。
追記:西日本の最高級の高級住宅街、六麓荘町についてウィキペディアには
六麓荘最大の特色として「六麓荘町内会」が開発直後から組織されていることが挙げられる。・・
町内会は環境保護・景観保護の為に、ある意味においては、治外法権的な役割を果たしており、町の住民は、開発当初から町内会独自の協定を設けて高級住宅街の維持に努めてきた。
協定では、建物は一戸建ての個人宅に限り、新築と増改築には町内会の承認が必要である。
町内での営業行為は一切禁止しているためマンションや商店、自動販売機は全くない[1]。
引用:六麓荘町
引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/六麓荘町(アクセス日2020/1/19)
と書かれています。
上記にも書かれていますように、六麓荘の特徴は、部外者が勝手に入り込み居住することができないエリアであるということがわかります。
住みたいならば町内会の承認が必要なのです。
もちろん賃貸住宅経営もそのエリアでは不可能です。
その六麓荘町の最寄駅が阪急の苦楽園口や芦屋川駅で、六麓荘町周辺の苦楽園町などもブランド力のある高級住宅街として知られています。
奥様が高級外車などに乗って買い物などに出かけている様子なども、しばしば見かけるエリアでもあります。