賃貸住宅経営の拡大に執着するオーナーさん?スケールメリットはあるものの

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近所の賃貸物件は大家としては気になるものです。

ところで最近、筆者の物件の北西側に43戸もの賃貸物件が建設されはじめました。

積水ハウスによる建設ですが、よくまあこの建設費の高騰している今に建てはじめたなあと思います。

しかもこの物件のマンションオーナーさんは筆者の物件の北側のマンションに住む大家さんです。

花画像

多くの戸数を所有しているアパートマンションオーナーさんもあられる。

この大家さん未亡人ですが、夫はパチンコ店を経営していて財をなしたとか。

夫の死後、財産を活用して不動産賃貸業を始め、筆者の北側には私の物件の4倍ほどの大きなマンションを建て、さらにその北側にも私の物件の3倍ほどのマンションを建てました。

そして後にはすでに建てられていた物件(同じ区画にある)を買収し、そして今建設中の物件と合わせて4件目になります。

さらに同じ区画の住民には物件を売ってほしいと執拗に迫っているとか。この区画を自分のマンションで占めたい思惑があるようです。

ここでまで賃貸住宅の棟数を増やそうとすると、そういったことに生きがいを感じているというのか、そこまでして大丈夫なの・・とも思います。

またどうぜ棟数を増やすならば、リスクを分散させるために、他のエリアで行えばよいのにとも思ったりします。

賃貸住宅経営については、ちょっと素人?

しかしそれにしても夫が財をなしたからといって、この10年で4件ものマンションをよくも建てたなあと感心するというか、あきれてもしまいます。

どこからそれだけの資金を集めることができたのだろうか、建設費が高騰している今、なぜ急いで建てるのかと考えてしまいます。

大家にとっては、こんなにもすごい大家さんが近所にいることは、ついていないとしかいいようがないです。

例えていうならラーメン屋を開いたら、すぐ近くで超有名ラーメン店も開店したようなもの?

いずれにしても大家にとって近所の賃貸物件は気になるものです。

追伸:さすがにこれだけ新しいマンションを建てるとなると、そのための費用が莫大になり、親族が経営していた会社を売却して、そこから資金調達をしたようです。もちろんどうするかはオーナーさんの自由ですが、ただ廃業した会社の従業員は気の毒です。

ところで賃貸住宅経営で規模を拡大させるとスケールメリットを享受できます。

スケールメリットについては

賃貸住宅経営の蓄積されたノウハウの活用によるコストパフォーマンス(経験を積めばそれだけ効果的に物事を扱えるようになる)

大量の商品を一度にまとめて仕入れることによる仕入れコストの削減(大規模修繕においても戸数が多ければしれだけ1戸あたりの費用負担が軽減されると言われています)

など様々なメリットがあります。

とくに節税対策などにおいてスケールが大きくなれば、それだけ効果的に行うことができるようになるようです。

また賃貸住宅のある棟は、好調であるものの、別の棟は空室が多く苦戦しているといったことがありますが、スケールが大きければ苦戦している棟の銀行からの借り入れ等の繰上返済等を行いキャッシュフローを改善させることもできますし、その棟を売却や建て替えなどを行うことができます。

もちろん規模を大きくすれば、それだけ銀行からの借り入れ金額も膨れ上がり、毎月の返済額も膨れ上がることになります。

サブリース – Wikipedia

賃貸住宅経営 規模を拡大させていくことのメリット デメリット